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2010年 04月 21日
この住宅には大小3つの中庭がある。全体をコンクリートの壁で囲い、その壁を構造体の一部として建物全体を構成し、さらにその内部に住宅としての要素を展開。中庭は必然的に採光のための空隙となる。都市型住宅の典型的なスタイルだ。外に閉じて内側に開くという構成。ここで紹介するのはその中で一番大きな中庭。建物の真ん中にある、と言うより建物を二分する位置にあると言う方が近い。
二分すると言うことは同時にその大きな中庭を挟んで二棟の建物が対峙する形になる。その二棟がそれぞれの独立住居ではなく生活パターンとしてのパブリックとプライベートの分離を中庭を介して行ってると言っていい。建弊率が低いいわゆる高級住宅地でそれを展開する場合、その建弊率をかせぐ空隙部分はその殆どを中庭が担うのが実情だ。囲まれた世界に展開される建物、更にその建物と建物に囲われる中庭。ただのスクエアなスペースもこういった二重の要素で挟まれると違った空間として自立するかに見える。 この中庭は庭とは言いながらも土はなく床は全てウッドデッキで構成。更にそのウッドデッキが一部室内にも入り込み上下足の履き替えゾーンをファジーに構成しようとしている。この家は完全なバリアフリーで床に一切の段差がないため下足を履き替える明確なゾーンがない。そのあいまいなゾーンをここでは中庭から延長されたウッドデッキが担っている。言い換えれば室内の床がそのまま延長して中庭の床を構成する仕組み、とも言える。
by marghe
| 2010-04-21 10:44
| 建築
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