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2005年 11月 20日
もうすぐこのイタリアンレストランをオープンして2年になろうとしている。
早いもんだ、とつくづく思う。 これまでも友人の住宅を設計するといった機会は幾度となくあったけど、友人がオーナーシェフをつとめるお店の設計ははじめての事。クライアントの向こう側にお客がいる、というお店たるものの宿命を肌で感じた仕事だった。 この店のオーナー澤口知之君はイタリア時代の友人。グイドアルチャーティ国際褒章を受章(世界でたった4人、日本人受賞者は彼だけ)というとんでもない凄腕シェフ。その料理は確かに絶品。悪い言い方をすればイタリアの地方の郷土料理の「いいところ取り」、良く言えばきりがない。そんな彼が客の目の前で料理をする。そんなお店だ。 この写真は入り口の引き戸。路面店で六本木の少し入った静かな通りに面するので ・適度に中が見える ・見るためには相当近づく を目標に「楢の無垢材」を編む様に組んだ格子戸。 これは計画段階で周囲からいろいろアドバイスを受けた。 「倉田君、格子戸って、『うどん屋』だよ」 「『マッキントッシュ』って『和』だからね」・・・とか それでも僕は結果この格子戸は大変気に入っている。 内部はこの店の象徴とでも言うべき11mの長いカウンターで店内を二分している。フロアーと厨房。厨房側の右手はバックバーに繋がり、カウンターはそのままバーカウンターの機能も持つ。低い椅子に腰掛けてバーのカウンターに座る感覚。澤口君の最初からの希望。 約2年経ってあらためてこのお店を振り返ってみると、この仕事の前後で自分のものの作り方が少し変わった気がする。もちろんそれは歳のせいもあるんだろうけど、これ以降はなんとなく油系、塩系が増えた様な気がしてならない。これまでは「濃いめの色調」だけで内部を構成することは殆どなかったし、あっても「対比させること」が前提だった。しかしこの店ではじめて「濃い目の構成」をやった。これがなんとも「油多く、塩多め」の感じ。 期せずして澤口君の料理もベクトルは同じ。やはり歳のせいなのだろうか。ちなみにこのお店「リストランテ・アモーレ」のコンセプトは「行き場のない中年のたまり場」なんだ。 デザイン・アート系ブログ
by marghe
| 2005-11-20 19:14
| 建築
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