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2007年 05月 26日
木造ツーバイフォーという工法がある。これは一般的には在来工法と呼ばれる柱、梁でフレームを組んでいく工法に対して「壁」により構造的に成立させる工法。木造在来工法がいわゆる熟練工を必要とする工法であるのに対してツーバイフォーはそれを必要としない、という売り文句でアメリカから入ってきた工法だったらしい。我々の事務所ではこのツーバイフォーをはじめて使った住宅を作った。ツーバイフォーを使いたかったわけではなく、この住宅そのものを「耐火構造」としなければならなく、他に選択肢がなかったというのが実状。一般的に耐火構造というのはコンクリートで作った建物の構造を言う。木造ツーバイフォーで耐火構造が作れるというのもビックリだけど、そのスペックを追って行くとそれは木造というよりむしろ「ボード構造」とでも言った方がよさそうな作り。内外に二重三重に石膏ボードを張り詰める。
本来「熟練工を必要としない」工法であったはずのツーバイフォーも日本に上陸すると何故かそうでなくなる。それ専門の社団法人が出現し、その工事のみならず設計の資格に関しても様々な制限を加えてくる。それが耐火構造となると更にその規制は強化され、「誰でも施工できる」ものとはほど遠い存在となり、それ専門の業者でなければ工事も出来ないものとされてしまう。設計も講習会を受講してマニュアルにきちんと沿った設計でなければ認可されない。そのマーケット小さすぎなので殆ど文句を言う人もいなく、「規制」され放題のツーバイフォーなんだけど、その中で作った住宅がこの住宅。
by marghe
| 2007-05-26 15:27
| 建築
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