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2007年 08月 07日
その昔、学生時代ウイーンのハンス・ホラインに傾倒していた頃のこと。何時の日か白いオブジェクトの構成とそこを均質に割り込んだグリッドユニフォームなるものをやってみたいと思っていた。
動きのあるものも、生活の匂いがするものも、その形態だけが残され色が抜かれ均一にグリッドが被せられた時、音は消え、動きは止まり、匂いは消え、そこに「綺麗な死」の世界が表現される、という考え。昔のアニメでタイムストッパーなるものがあって、自分以外は全て「停止」していて、その止まった空間を主人公が動く、ってのがあった。白黒映画の中で一人だけ赤い服を着た女の子が虐殺されていく様子が哀れにも透明感を持って描かれてる「シンドラーズ・リスト」のワンシーン、もある。それらとはちょっと異なるけど、そんな現実から乖離した「止まった世界」、「音のない空間」、それを表現する手法として均質な編み目を被されたグリッドユニフォームの空間。そんな形に憧れていた・・・時があった。 建築空間でそれを試みることはとても難しいし、まあ、あり得ない。そもそも考え方そのものが「建築」ではなく「造形」に寄っている。しかしこれを「造形」の世界でやるのはあまり意味がない。そもそも「立体造形」なるもの、最初から止まってる。動きがあり、生活の匂いがあり、人の気配がある艶めかしさの残る空間を静止させるところに意味がある、と思う。 東横線自由が丘の駅から歩いてすぐの閑静な住宅街のなかにある小さなマンションの一室でほんのさわりだけどそれを試みることが出来た。全体が白いとメリハリに欠ける。ここではその白くグリッドを被されたオブジェで覆われた生活のための装置が音もなく佇む世界を試みた。 サイトでも案内
by marghe
| 2007-08-07 23:04
| 建築(リフォーム)
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