関連リンク
カテゴリ
全体 建築 建築(PC) 建築(リフォーム) 建築(コンペ) プロダクトデザイン(家電) プロダクトデザイン(木工) プロダクトデザイン プロダクトデザイン(建築) マルゲリータ からくり造作家具 ブログをはじめました 未分類 以前の記事
フォロー中のブログ
デジタル花マクロ イタリア料理留学日記 ∽S カマタスエコのブログ モノオト のりのりのぼやき オオノ文具店 文具以外買った日記 [世田谷区の設計事務所]... シチリア時間Blog ひきだしのおく 一棟入魂 by 市川工務店 my sweet hom... 最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 10月 22日
ここのところマルゲリータから立て続けに新作を出している。(このブログも僕にしては珍しく更新を続けてる)
今回は本棚。この本棚の特長は以下の通り。 ・高さが2400のものがある(2400の本棚は、既製品ではまあ、・・・見かけない)) ・縦材と棚板を嵌合式に組み立てる(これも珍しい・・・・はずである) ・ブレース板により面の剛性を保ち背板のない透過型の構成となっている 最も少ない部材で最も合理的に作ろうと腐心した結果の産物。部材を減らそうとすると必然的に逢着するのがその「裏表」を作ってしまうという背板。これが本棚の問題だった。背板がなければ本の入っていないところからは向こう側が伺える。しかしそこに背板があるがために向こう側は完全に「裏」になってしまう。そもそも最初から壁を作ってしまう。しかしその背板は通常は本棚が左右に振れるのを防ぐ水平応力を担う働きもしている。したがってこれをなくそうとするといわゆるプレファブ小屋の様なブレースを入れないといけない。その場合ブレースは金属(スチール)になるのが普通だ。 ここで少しだけ建築的な説明になるけどスチールのブレースは線材であり、それは引張力に対応する。一方で木材の場合はもっぱら圧縮力に対応。これはそれぞれの材料の柵からそうなっている。鉄骨造の建物と木造のそれの架構方法が異なるのはその点に由来している。それぞれの架構にそれぞれの物性が呼応するので木造の家屋にスチールのブレースを入れるというのはその仕口に無理を来すケースが多い。建築ではなく本棚とて同じ事。従って水平応力を負担させようとすると実は木製の部材を用いて面材として受けるかまたは圧縮側に効く様にブレースとして考えるのが実は自然なこと。話が回りくどかったけど前者はいわゆる背板のこと。ここではそれをやめようとしているので手段はブレース、しかもそれを圧縮方向に効かせる木材で構成することに限定される。 という課程を経て開発した本棚。問題のブレースはそれぞれの四隅に枠を突っ張る様にして配置される。 サイトでも紹介>> 壁一面本棚の作り方>>
by marghe
| 2008-10-22 10:44
| マルゲリータ
|
ファン申請 |
||