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2008年 04月 05日
バスルームの開口は大きければ大きいほどいい。もちろんプライベートな空間ではあるし、それにより「落ち着かない」ということになったらもともこも無い。でも落ち着く範囲であれば開放されている方が気持ちがいい。これは当然だ。
それとバスタブ。バスタブはそもそもの成り立ちを考えてみると「置き型」であることが一番自然だ。でなければ「床埋め込み型」がいいと思う。これは浴槽そのものの出で立ちからみると至極自然な考え方だ。しかしエプロン付きの埋め込みタイプ、おそらく日本の住宅のほぼ99%はこのスタイルだろう。ある意味それは仕方がない。埋め込むには下の階に干渉するし構造的な補強も必要になってくる。戸建ての場合は今度は排水のレベル差の問題も出てきて、最終桝まで低くなってしまう。置き型の場合だとそもそも浴室そのものがそんなに広くないのでバスタブの下の掃除に手こずる。また最近だと置き型のバスタブの場合、「追い焚き」が出来る機種が少ない、と言うか殆ど無いに等しい。といった理由から最も自然と思われる「置き型」、「床埋め込み型」のバスタブは殆どと言って例を見ない。逆にこれが実行できる環境というのは実はすごい贅沢な住まいなのだ。設計側から見るとそういう浴室をデザインすることが出来るのは実は恵まれていることなのだ、とも言える。 その幸運な仕事。床面に浴槽を埋め込んだケースはこの住宅で2件目だ。しかも浴室の2面を完全に外部に開放している。こういうケースは滅多にないこと。その滅多にないケースで再び白いバスルームを作った。床面をサーモタイルという寒さを感じさせない細かな突起のあるタイル、壁面は白いモザイクタイル、天井はVP塗装で刳るんだもの。脱衣室をも巻き込んで一体のサニタリーを形成している。 それとこの浴槽にはジェットバス、ブローバスの機能も付いている。これは実に気持ちのいい装置。ゆったりしながら刺激をうけるのはことのほか気持ちがいい。しかも浴槽が床面に埋め込まれているのでバスタブに身を沈めると目線が床面を嘗める形になる。これがまた非日常的な気分を更に高める。 しかしこのJAXONの浴槽。ジェットバス、ブローバスはいいんだけど、この設備を付けると付属の「七色変化のLED」までついてくいる。これはいらないと思う。夜間照明を消して窓を開けてバスタブに身を沈めてもそこに七色の光の演出が付いてくる。しかも室内は白一色なのでその効果もなかなか凄いものがある。まあ、点灯しなければそれでいいんだけど、そうなったらそうなったでつけてみたくなる気持ちも分からないではない。 白い開放的なバスルーム。それが実行出来る建築の置かれるコンテクスト。更には多岐に渡る技術の粋。これがないとなかなか出来ない。しかしなかなか出来ない分、その分癒される・・・という点、これが大きい。
by marghe
| 2008-04-05 20:50
| 建築
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